【JNJ】ジョンソン・エンド・ジョンソン:あなたの資産を守る「最強の盾」となるか?

どうも真下です。

毎日、満員電車に揺られ、会社では責任ある仕事を任され始めた30代。

「老後のために資産形成はしたいけれど、画面に張り付いてトレードする時間はない」

「せっかく貯めたボーナス、暴落で減らしたくない」

そんな私たちサラリーマン投資家にとって、心の安定剤となるのが「連続増配株」です。その頂点に君臨するのが、米国株の代表格ジョンソン・エンド・ジョンソン(以下、JNJ)です。

今回は、2025年現在の最新データを基に、JNJが今もなお「最強の盾」として機能するのか、それとも「過去の栄光」なのかを、忖度なしで分析します。

1. 概要:バンドエイドの会社はもう終わり?「新生JNJ」の正体

多くの人がJNJと聞いて思い浮かべるのは、「バンドエイド」や「ベビーパウダー」ではないでしょうか?

実は、そのイメージは少し古くなっています。

JNJは2023年に消費者向け製品部門を「Kenvue(ケンビュー)」として分社化(スピンオフ)しました。現在のJNJは、より利益率の高い以下の2つの事業に集中しています。

  1. Innovative Medicine(新薬事業)
    • がん治療薬、免疫疾患薬などが主力。売上の約6割以上を占める稼ぎ頭です。
  2. MedTech(医療機器事業)
    • 手術用ロボット、整形外科用機器、コンタクトレンズ(アキュビュー)など。高齢化社会で需要が尽きない分野です。

ここが強み!

  • 60年以上の連続増配: オイルショックもリーマンショックも乗り越え、配当を増やし続けてきました。
  • AAA(トリプルエー)の格付け: S&P社による格付けは、なんと「米国債」よりも高い最高ランク。世界で最も財務が健全な企業の一つです。

つまり、今のJNJは「日用品の会社」ではなく、「世界最大級のハイテク・バイオ医療企業」へと進化しているのです。

2. 業績と株価指標:地味だが確実な「守り」の数字

2025年12月時点のマーケット情報を整理しました。派手な急騰はありませんが、堅実そのものです。

指標数値(概算)サラリーマン的・解釈
株価$168 – $172年初来で大きな崩れはなく、レンジ相場を維持。
配当利回り約 2.5% – 2.7%銀行預金より圧倒的に高い。高配当すぎない(=無理していない)安心水準。
予想PER約 16倍 – 17倍米国株平均(S&P500)より割安。過熱感がなく、買いやすい水準。
時価総額約 4,000億ドル世界トップクラスの規模。簡単には揺らがない巨艦。

株価の動き(トレンド)

2024年から2025年にかけて、ハイテク株(NVIDIAなど)が爆発的に上昇する中で、JNJの株価は比較的「横ばい」が続いています。

しかし、市場全体が暴落する局面では下落幅が限定的であることが多く、「ポートフォリオのクッション役」として機能しています。

3. データ比較:ライバルと比べてどうなのか?

同じヘルスケアセクターの競合他社と比較してみましょう。

「どれを買えばいいの?」という疑問へのヒントがここにあります。

銘柄(ティッカー)特徴30代への推奨度
JNJ (ジョンソン・エンド・ジョンソン)バランス型。 医療機器と製薬の複合経営で安定感No.1。★★★★★ (コア資産)
PFE (ファイザー)高配当・低成長。 コロナ特需の反動で株価低迷中。利回りは高いがリスクも高い。★★☆☆☆ (逆張り好きなら)
MRK (メルク)がん治療薬の王者。 主力薬「キイトルーダ」が強力だが、特許切れ問題が将来の懸念。★★★☆☆ (成長枠)
LLY (イーライリリー)超・成長株。 肥満症薬などで株価爆騰中。PERが高すぎて配当狙いには不向き。★★★☆☆ (キャピタル狙い)
ABBV (アッヴィ)高配当の貴公子。 配当利回りはJNJより高い傾向。主力薬の特許切れを乗り越えつつある。★★★★☆ (配当重視なら)

結論:

一攫千金を狙うなら「イーライリリー(LLY)」、今の配当金だけを最大化したいなら「アッヴィ(ABBV)」や「ファイザー(PFE)」。

しかし、「20年放置しても枕を高くして眠れる安心感」が欲しいなら、やはりJNJが頭一つ抜けています。

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4. リスク:ここだけは注意!「タルク訴訟」の現在地

JNJへの投資で避けて通れないのが「訴訟リスク」です。

特に、ベビーパウダーに含まれるタルク(滑石)ががんの原因になったとする訴訟は、長年JNJの株価の重石になっています。

2025年12月の最新状況

  • 判決: 2025年12月に入っても、ミネソタ州やカリフォルニア州の裁判所で、原告(患者側)勝訴の評決が出ており、数千万ドル(数十億円)規模の賠償命令が下されています。
  • 企業側の対応: JNJはすでに全世界でタルク製品の販売を終了し、コーンスターチ原料へ切り替え済みです。また、大規模な和解案を提示して解決を図っていますが、完全決着には至っていません。

投資家としての捉え方

この問題は「解決済み」ではありません。ニュースが出るたびに株価が数%下落する可能性があります。

しかし、JNJの潤沢なキャッシュフロー(稼ぐ力)を考えれば、「賠償金で会社が傾くことはまずない」というのが市場のコンセンサスです。

むしろ、「訴訟ニュースで株価が下がった時こそ、優良株を安く拾うチャンス」と捉える冷静さが、30代投資家には求められます。

5. まとめ:30代会社員はJNJとどう付き合うべきか?

JNJは、短期間で資産を2倍、3倍にするような銘柄ではありません。その意味では「退屈」な銘柄です。

しかし、私たちには本業があります。仕事中に株価を気にしてヒヤヒヤするのは御免です。

JNJは、以下のような役割をポートフォリオの中で果たしてくれます。

  1. 配当再投資のエンジン: 年2.5%〜の配当を受け取り、それを再投資することで複利効果を最大化する。
  2. 暴落時の精神安定剤: ハイテク株が暴落している時でも、底堅い動きで資産全体の下落を和らげる。
  3. インフレ対策: 連続増配によって、将来受け取る現金の価値を目減りさせない。

次のアクション

もしあなたのポートフォリオがハイテク株やインデックス(S&P500)だけに偏っているなら、資産の5%〜10%程度をJNJのようなディフェンシブ株に振り分けることを検討してみてください。

「攻め」だけでなく「守り」を知ることが、30代からの資産形成を成功させる鍵です。

まずは、証券会社のアプリで現在の配当利回りをチェックすることから始めてみませんか?


※本記事は情報の提供を目的としており、投資の勧誘を目的とするものではありません。投資の最終判断はご自身でお願いいたします。

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