【2026年版】富士通の株価はどうなる?DX銘柄としての「Uvance」の実力と、同業他社との決定的違い
どうも真下です。
「富士通?ああ、昔家のパソコンが富士通だったな」
もしあなたが今でもそんなイメージを持っているなら、大きな投資チャンスを見逃しているかもしれません。
こんにちは。今の年収にプラスαの資産を作りたい、30代サラリーマンのための株式投資分析です。
今日は、日本のIT業界の雄、富士通(6702)を取り上げます。
かつての「総合電機メーカー」から、現在は「DX(デジタルトランスフォーメーション)企業」へと完全に生まれ変わろうとしています。特に私たち30代にとって、これからの10年を支えるテクノロジー銘柄を押さえておくことは必須科目です。
「本当に利益は出るのか?」「高値掴みにならないか?」
そんな不安を解消するために、データと市場の声を交えて分析していきます。
1. 概要:もう「モノ売り」ではない?富士通の現在地
まず、富士通の事業構造をアップデートしましょう。
メイン事業:サービスソリューションへの集中
現在の富士通の稼ぎ頭は、パソコンやサーバーといった「ハードウェア」ではありません。企業のシステム構築や運用、コンサルティングを行う「サービスソリューション」です。
特に注目すべきは、同社が掲げる新ブランド「Fujitsu Uvance(ユーバンス)」です。
これは、社会課題を解決するためのクロスインダストリー(業種を超えた)なデジタルサービス群のこと。
- 強み: 官公庁や金融機関など、日本の社会インフラを支える強固な顧客基盤(「なんだかんだ富士通は強い」と言われる理由)。
- 変化: 「顧客に言われたシステムを作る(受託開発)」から、「顧客にDXを提案して共に成長する(コンサル・提案型)」への転換。
2025年以降、不採算部門(ハードウェア関連など)の切り離しを進め、利益率の高いソフトウェア・サービス領域へ経営資源を集中させています。「筋肉質な企業」への脱皮が進んでいると言えるでしょう。
2. 業績・株価指標:成長期待は株価に織り込み済み?
投資家として気になるのは「数字」です。
直近のトレンドと指標を確認しましょう。
株価の動き(2024~2026年初頭トレンド)
株価はここ数年、右肩上がりのトレンドを描いています。これは、構造改革による利益率の改善を市場が好感しているためです。特に「営業利益率の向上」が評価されており、かつてのような低収益体質からの脱却が期待されています。
主要株価指標(参考値)
| 指標 | 数値目安 | 30代投資家への翻訳 |
| 予想PER (株価収益率) | 約18.0倍 ~ 20.0倍 | 割安ではありません。市場からの「成長期待」が乗っています。 |
| 実勢PBR (株価純資産倍率) | 約3.5倍 ~ 4.0倍 | 日本株としてはかなり高め。資産価値以上に「将来稼ぐ力」が評価されています。 |
| 配当利回り | 約0.7% ~ 1.0% | 低めです。 配当金(インカム)よりも、株価上昇(キャピタル)を狙う銘柄です。 |
【ポイント】
高配当株投資をメインにしている方には不向きです。しかし、資産拡大期にある30代にとっては、株価自体の成長を享受できるポートフォリオの一部として魅力的です。
3. データ比較:ライバル(日立・NEC)とどう違う?
同業他社と比較することで、富士通の立ち位置がより明確になります。
ここでは、日立製作所(6501)、NEC(6701)と比較します。
| 比較項目 | 富士通 (6702) | 日立製作所 (6501) | NEC (6701) |
| 特徴 | DX特化・ソフト寄り 「Uvance」でサービス業へ転換中。 | 総合インフラの王者 IT×制御(OT)×プロダクトの総合力。 | 防衛・生体認証に強み 政府・公共系に強いが、海外展開でやや遅れ。 |
| 外国人投資家比率 | 高い | 非常に高い | 普通 |
| 投資判断のツボ | 「変革」への期待 利益率改善の伸び代なら富士通。 | 「安定」と「実績」 盤石だが、株価はすでにかなり評価されている。 | 「割安感」と「防衛」 国策(防衛費増)の恩恵を受けやすい。 |
結論:
- 王道の安定感を求めるなら「日立」。
- 国策(防衛)テーマなら「NEC」。
- **企業の「変化(構造改革)」による株価上昇の爆発力を期待するなら「富士通」**です。
4. リスク:ここだけは注意したい「落とし穴」
「損したくない」あなたのために、リスク要因も包み隠さずお伝えします。
- 「2025年の崖」以降の需要一巡多くの日本企業が古いシステムからの脱却(モダナイゼーション)を進めていますが、この特需が一巡した後、独自の付加価値(Uvance)でどれだけ稼げるかが未知数です。
- 人材不足と人件費高騰DXを推進できる高度IT人材の獲得競争は激化しています。人件費の上昇が利益を圧迫する可能性があります。
- 世界経済の減速海外売上比率を高めようとしていますが、欧州などの景気後退があれば、成長シナリオにブレーキがかかります。
5. まとめ:30代サラリーマンは富士通をどう扱うべきか
富士通(6702)は今、「守りの日本株」から「攻めのグローバルDX株」への過渡期にあります。
- 買いのタイミング: 短期的な調整局面(株価が少し下がった時)。PER20倍を超えて追いかけるのは少しリスクが高いです。
- 誰におすすめ?: 配当金でお小遣いが欲しい人ではなく、「5年~10年後の資産倍増」を目指して、成長ストーリーに投資できる人。
私たち30代は、投資期間を長く取れるのが最大の武器です。
「日本企業が変わろうとしている象徴」である富士通を、ポートフォリオのアクセントとして監視リスト(ウォッチリスト)に入れてみてはいかがでしょうか?

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