なぜ今、バフェットは「動かない」のか?

どうも真下です。

毎日仕事に追われ、将来の資産形成のために投資を始めたものの、「今の株価は高すぎるのではないか?」「いつか暴落が来るのではないか?」と不安を感じていませんか?

もしあなたがそう感じているなら、世界最強の投資家、ウォーレン・バフェットも同じことを考えているかもしれません。

2024年から2025年にかけて、バフェット率いるバークシャー・ハザウェイ(BRK.B)は、長年保有していたApple株やバンク・オブ・アメリカ株を大量に売却しました。その結果、手元資金(現金同等物)は日本円にして約50兆円(3,000億ドル超)という歴史的な規模に膨れ上がっています。

「投資の神様」はなぜ今、株を買わずに現金を積み上げているのでしょうか?そして、私たち30代のサラリーマン投資家は、この動きをどう自身のポートフォリオに活かすべきなのでしょうか。

今回は、S&P500一本槍の投資に不安を感じ始めたあなたへ、最強の守備力を誇るバークシャー・ハザウェイ(BRK.B)の魅力と、その活用法を徹底解説します。


概要:バークシャー・ハザウェイとは「全部入り」の投資要塞

バークシャー・ハザウェイは、単なる一企業ではありません。実態は、巨大なコングロマリット(複合企業)であり、その構造自体が「最強の分散投資」になっています。

メイン事業:3つのエンジン

バークシャーの強さは、全く異なる3つの収益源を持っている点にあります。

  1. 保険事業(Geicoなど):バークシャーの心臓部です。保険契約者から預かった保険料(フロート)を、支払いが発生するまでの間、バフェットが運用に回します。「コストゼロで調達した資金」で投資ができる、これがバークシャー最大の強みです。
  2. 実業(鉄道・エネルギー・製造・小売):アメリカ全土の物流を支える鉄道会社「BNSF」や、エネルギー企業、さらには「デイリークイーン」のような小売まで、景気に左右されにくい堅実なビジネスを100%子会社として保有しています。
  3. 株式ポートフォリオ:Apple、American Express、Coca-Colaなど、誰もが知る優良企業の株を大量に保有しています。

強み:不況に強い「要塞」

S&P500(VOOなど)がGoogleやNVIDIAなどの「ハイテク・成長株」主導であるのに対し、バークシャーは「オールドエコノミー・割安株」が中心です。そのため、ハイテク株が暴落するような局面で驚異的な粘り強さを発揮します。

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業績:右肩上がりの株価と「割安」な指標

バークシャー(クラスB株:BRK.B)の株価は、長期的にはS&P500を凌駕するリターンを叩き出してきました。特に注目すべきは、2025年のように市場が高値警戒感を持っている時期のパフォーマンスです。

主要な株価指標(2025年12月時点目安)

指標数値解説
株価約 $503クラスB株は個人投資家でも買いやすい価格設定です。
PER (株価収益率)約 16.0倍S&P500平均(約22~25倍)と比較して割安水準。
P/B (株価純資産倍率)約 1.56倍企業の解散価値に近い、非常に堅実な評価。
配当利回り0.00%重要! バークシャーは配当を出しません。利益は再投資や自社株買いに使われるため、税金面で非常に効率が良いです。
手元資金約 $3,500億過去最高レベル。次の暴落時に「バーゲンハンティング」するための軍資金です。

※数値は2025年後半の市場データを基にした概算です。

株価の動き

直近のチャートを見ると、AIブームで乱高下するハイテク株を尻目に、バークシャーはジリジリと、しかし確実に最高値を更新し続けています。まさに「ウサギとカメ」のカメのような、しかし最後には勝つ強さを持っています。


データ比較:S&P500 (VOO) vs バークシャー (BRK.B)

30代サラリーマンにとっての最適解を探るため、王道のS&P500と比較してみましょう。

項目S&P 500 (VOO)バークシャー (BRK.B)
主な構成ハイテク(Apple, Microsoft, NVIDIA)金融、エネルギー、鉄道、保険
相場環境好況・利下げ時に強い不況・インフレ・金利上昇に強い
配当あり(約1.3%前後・課税される)なし(税制メリット大)
管理コスト信託報酬(年0.03%など)経費率0%(株式なので保有コストなし)
最大のリスクハイテクバブルの崩壊バフェット氏の引退・死去

結論:

「攻め」のS&P500に対し、バークシャーは「守り」の鉄壁です。

特に、配当が出ないことは日本のサラリーマンにとってメリットです。配当金にかかる税金を支払うことなく、利益がすべて株価上昇(複利効果)に回るため、NISA口座などで長期保有する場合の効率は抜群です。


リスク:バフェットという「巨人」の存在

もちろん、リスクがないわけではありません。投資する前に必ず理解しておくべき点があります。

  1. 「キーマンリスク」 (90代の経営陣)ウォーレン・バフェット氏は1930年生まれ。既に90代半ばです。彼が引退、あるいは死去した際、市場が動揺し株価が一時的に下落する可能性は否定できません。
    • 対策: 後継者としてグレッグ・アベル氏(非保険事業部門トップ)が指名されており、組織としての継承準備は完了しています。バフェットがいなくなっても、「稼ぐシステム」は残ります。
  2. ハイテク相場での「取り残され感」AIバブルなどで市場全体が熱狂している時、堅実なバークシャーの株価は地味に見えることがあります。「周りは儲かっているのに自分だけ…」という焦りに耐える精神力が必要です。

まとめ:30代サラリーマンはBRK.Bをどう持つべきか?

忙しい30代サラリーマンにとって、バークシャー・ハザウェイは「安心を買う」という意味で最強の投資先の一つです。

  • S&P500(オルカン)だけでは不安な方へポートフォリオの20〜30%をバークシャーにすることで、ハイテク株暴落時のクッション(緩衝材)になります。
  • 「いつか来る暴落」をチャンスに変えたい方へバフェットが積み上げた50兆円の現金は、次の暴落時に優良企業を安く買うための弾薬です。BRK.Bを持っていれば、暴落が来ても「バフェットが何か買ってくれるはずだ」とワクワクして待つことができます。

【Next Step】

まずは証券会社のアプリで「BRK.B」のチャートをS&P500と比較してみてください。その「安定感」こそが、あなたが夜ぐっすり眠るための答えになるかもしれません。


免責事項:本記事は情報の提供を目的としており、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資の最終決定はご自身の判断で行ってください。

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