給料+αの「第2のポケット」を持っていますか?

どうも真下です。

毎日満員電車に揺られ、責任ある仕事を任される30代。給料は少しずつ上がってきたけれど、税金や社会保険料も上がり、手元に残るお金は意外と増えていない……そんな閉塞感を感じていませんか?

「投資は怖い、でも貯金だけでは不安」

そんなあなたにこそ注目してほしいのが、株式のような値動きの荒さが比較的少なく、高利回りが期待できるインフラファンドです。中でも今回は、総合商社大手・伊藤忠商事グループの強力なバックアップを持つ「エネクス・インフラ投資法人(9286)」について深掘りします。

なぜ今、エネクスなのか? その理由と、投資する前に必ず知っておくべきリスクを包み隠さず解説します。


概要:エネクス・インフラ投資法人とは?

エネクス・インフラ投資法人(以下、エネクス・インフラ)は、2019年に上場したインフラファンドです。簡単に言えば、投資家から集めたお金で太陽光発電所などの再生可能エネルギー設備を購入し、そこで発電した電気を売って得た利益を分配金(配当)として還元する仕組みです。

メイン事業:太陽光発電が生むキャッシュフロー

保有資産のほぼ100%が太陽光発電設備です。

このビジネスモデルの最大の魅力は、国のFIT制度(固定価格買取制度)に支えられている点です。電力会社が20年間、決まった価格で電気を買い取ってくれるため、一般的な企業の業績に比べて収益の見通しが非常に立ちやすいという特徴があります。

最大の強み:伊藤忠エネクスのスポンサー力

インフラファンド選びで最も重要なのは「誰が運営しているか(スポンサー)」です。

9286のスポンサーは、エネルギー商社大手の伊藤忠エネクスです。

  • 物件調達力: 伊藤忠グループのネットワークを使い、優良な発電所を組み入れられる。
  • 運営ノウハウ: エネルギー業界の巨人としての知見があり、トラブル対応やメンテナンス体制が盤石。
  • 財務基盤: いざという時の資金調達力(クレジット)が高い。

「親が金持ちだと子も安定する」という理屈は、投資の世界でも通用します。他の独立系インフラファンドに比べ、圧倒的な安心感があるのがエネクス・インフラの強みです。


業績と株価:安定感ある「債券的」な動き

エネクス・インフラの業績は、天候による多少のブレはあるものの、概ね安定的です。株価の動きも、AI関連株のような派手な急騰・急落は少なく、一定のレンジ(範囲)で推移する傾向があります。

まさに「ミドルリスク・ミドルリターン」の代表格と言えます。

主要指標まとめ(参考値)

現在の市場環境における主要な指標を整理しました。

※数値は市場環境により変動するため、購入時は最新データをご確認ください。

指標数値目安30代投資家への一言コメント
株価80,000円~95,000円1口10万円以下で購入可能。お小遣いの範囲で始めやすい。
予想分配金利回り5.5% ~ 6.5%東証プライム平均(約2%)の3倍近い高利回り。
NAV倍率0.85 ~ 0.95倍1倍割れは「解散価値より安い」状態。割安感あり。
分配金(年額)約6,000円/口年2回(5月・11月決算)の入金は、ボーナスのような嬉しさ。

ポイント:

インフラファンドは、株価の値上がり(キャピタルゲイン)を狙うものではありません。「配当金(インカムゲイン)を再投資して、雪だるま式に資産を増やす」ためのエンジンとして活用するのが正解です。


データ比較:同業他社と比べてどうなのか?

「他にもインフラファンドはあるけれど、どれがいいの?」

ここで、代表的な競合銘柄と比較してみましょう。

銘柄名 (コード)エネクス・インフラ (9286)カナディアン・ソーラー (9284)タカラレーベン・インフラ (9281)
スポンサー伊藤忠エネクス
(総合エネルギー商社)
カナディアン・ソーラー
(世界的パネルメーカー)
ミラース・ホールディングス
(不動産デベロッパー等)
利回り目安高め (約6%)中~高 (約5.5-6%)中 (約5-5.5%)
時価総額中規模大規模大規模
特徴国内商社系の安心感
財務健全性が高い
資産規模が最大級
外資系メーカーの強み
日本初のインフラファンド
実績豊富

比較からの結論:

  • 規模: カナディアンやタカラレーベンが上ですが、エネクスも順調に資産規模を拡大中。
  • 安定性: 「国内商社系」というバックグラウンドは、特に保守的な運用を好む日本人投資家にとって精神的な安定材料になります。
  • 割安度: 知名度が最大手ほど高くないためか、利回りが相対的に高く放置されていることがあり、狙い目になるケースが多いです。

リスク:投資前に知っておくべき「落とし穴」

高い利回りには理由があります。エネクス・インフラに投資するなら、以下のリスクは必ず理解しておいてください。「知らなかった」では済まされません。

1. 出力制御(しゅつりょくせいぎょ)の影響

これが最大のリスクです。

太陽光発電が増えすぎたエリア(特に九州や中国・四国地方)では、電力の需給バランスを保つために「発電を止めてください」という指令が電力会社から出ることがあります。これを出力制御と言います。

発電を止めれば、その間の売電収入はゼロになります。

  • エネクスの対策: 全国に分散投資をしてリスクを薄めていますが、九州エリアの比率が高い場合は注意が必要です。

2. 金利上昇リスク

インフラファンドは銀行から多額のお金を借りて発電所を買っています。

日銀が利上げを行い、借入金利が上昇すると、支払う利息が増えて分配金が減る可能性があります。現在は金利上昇局面にあるため、財務体質(LTV:借入金比率)のチェックが重要です。

3. FIT期間終了後の収益

20年間の固定買取期間が終わった後、いくらで電気を売れるかは不透明です。ただ、これはまだ10年以上先の話である物件が多いため、直近の危機ではありませんが、長期的視点としては持っておくべきです。


まとめ:30代のポートフォリオに「守りの高配当」を

エネクス・インフラ投資法人(9286)は、爆発的に儲かる銘柄ではありません。

しかし、「伊藤忠グループの信頼性」「6%前後の高い利回り」は、将来のためにコツコツ資産を積み上げたい30代サラリーマンにとって、非常に魅力的な選択肢です。

エネクス・インフラ投資が向いている人:

  • 株価の毎日の乱高下に疲れてしまった人
  • 銀行預金より良い利回りで、かつ株式よりリスクを抑えたい人
  • 年2回の「お小遣い(分配金)」を楽しみに、長期保有できる人

NISA(成長投資枠)を活用すれば、この高い配当金を非課税で受け取ることも可能です。まずは監視銘柄リストに入れて、株価が下がったタイミング(利回りが上がったタイミング)を狙ってみてはいかがでしょうか。

金融・投資ランキング
金融・投資ランキング

にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村